ロースターコラム
鳥取コーヒーロースターの誰でも美味しく淹れれるペーパードリップのコツとは・・・。
美味しい珈琲を淹れる際に、必要な条件はたったの2つ。
①珈琲豆が品質が適度に新しい事。(製造後1ヶ月も2か月も過ぎている珈琲はちょっと難しいかもです。保存状態にもよりますが。)
➁お湯を注ぐ際、常に湯だまりを作っておく事。もちろん最初の蒸らし20~30秒は必須です。
という事でここで出た「湯だまり」という言葉。
湯だまりとはケトルでお湯を淹れる際に、ドリッパー&ペーパー内の珈琲粉が常にお湯に浸っている状態です。つまりドリッパー内に溜めるお湯の高さを一定のところでキープさせるんです。その為、常にお湯はサーバーに向かって落ちて行きますので、少し湯面が下がったらお湯をゆっくりと足すという作業を繰り返し行います。
そして、湯だまりを作っておくことで、ある一定程度の珈琲液の濃さが常に抽出されサーバーへと溜まっていく事になります。(珈琲液は徐々に濃さが薄まって行きます)
また、湯だまりを作る事で重要なもう一つの要素は、珈琲液がペーパーを通過しろ過されサーバーへと落ち溜まっていく速度を安定させる事です。
この湯だまりを保つという作業が珈琲を美味しく淹れるコツ。是非お試しくださいませ!
補足:ロースターではお湯の温度は高めで抽出を行っています。97度程度。ちなみにお湯の温度の使い分けは、珈琲豆の焙煎度合(煎りが浅いか深いか)、季節などに応じて使い分けをしています。このあたりについてはまた今度・・・。