コーヒー焙煎機
コーヒー焙煎機は原料と呼ばれる「コーヒーの生豆」を煎る機械です。
これには、用途に応じて、小型、中型、大型、家庭用と様々なものがあります。
コーヒーを煎る訳なので、もちろん「熱」というものが必要になって来ます。(熱を与える事でコーヒー生豆の中にある成分の化学変化を促し、風味、香りを作り出します。)
その熱源には、主に3種類のものがあります。
①電気 ②ガス ③炭火
よく使われている熱源はガスが多いようです。
当店の焙煎機もガスが熱源で、焙煎機のサイズは中型にあたります。
この焙煎機、ほぼ受注生産されているので、同一メーカーでサイズも同じマシンでも、全く同じ様に焙煎出来ません。
使っている鉄の密度、組み立て時の隙間などマシン自体の影響と、設置されている場所などが大きく影響してくるからです。
なので、他人の焙煎プロファイル(焙煎工程データ)などはあまり参考にはならないし、焙煎機を新たに入れ替えを行った際には、1からプロファイルを作り出す必要があります。
実際に、小型から中型に変えた時にはとても苦労をしました。
今ではコンピュータで焙煎を管理する時代になっていますが、美味しいコーヒーを作り出すには焙煎人の勘や技術はやはり重要な要素を占めています。
原料(生豆)を見極める知識、焙煎に対する科学的知識、そして焙煎という実体験。
この知識を得るためにも、直接コーヒー豆を海外の農園に買い付けに行き、生産者と触れ合う様にしています。
僕たちロースターは、この様な思いで、日々焙煎機と向き合っています。僕たちにとって無くてはならないコーヒー焙煎機。少なからずとも、自分の手足の様に共にこれからもコーヒーを煎り続けて行きます。