ロースターギャラリーで新たな展示がはじまりました!

ロースターギャラリーでは、代官山のギャラリー「SPACE K 代官山」様とのコラボレーション企画として、3か月クールで様々なアーティストさんの作品を店内に展示し、素敵な作品に彩られた空間をお楽しみ頂いております。

この度のロースターギャラリーでは、「鳥取展」を開催しております。

それぞれの方面で活躍中の鳥取出身・鳥取在住のアーティストさんの展示をお楽しみ頂けるという贅沢な内容となっています。様々な感性と価値観を持つアーティストさんの作品に、この機会に是非触れてみてはいかがですか?

【開催期間】2020年6月2日~8月下旬  【場所】TOTTORI COFFEE ROASTER

【アーティスト紹介・・・写真家】

鳥取出身横浜在住の写真家:水本俊也さん。

国内外を問わず様々な場所で活躍の場を広げている彼が、この度の展示で表現したのは「写真と和紙の融合」。

ダイナミックかつ和紙の優しさが溢れるこの度の作品は、吸い込まれるほどの印象を与え見る人の心まで和ませてくれる。

 

今、なぜ因州和紙か?

1300年以上の歴史を持つ因州和紙。書道に使われる半紙の生産量は日本一。因州和紙は筆先が痛まず、炭のかすれが無く

長く書けることから、「因州筆きれず」と言われ、その品質は高く評価されている。書家は自分好みの滲みやかすれを出せる

和紙を求める。因州和紙の産地では、書家の思いに細かく対応し、職人と表現者が一緒に”もの”作りをしてきた。

職人の姿勢と熱意は「写真と和紙の融合」を図る確かな根拠になっている。

自らの表現を追い求めていく中で、素材としての和紙に注目し、新たな価値ある”モノ”作りを目指す。

この動きは豊かな暮らしを考える上でとても重要なことだと捉えている。和紙が持つ温かみと優しさ。

写真と和紙の白が重なり合うとき、その美しさは極みの域に達するだろう。

可能性から融合へ。伝統を現代に。 (文書 水本氏)

 

【プロフィール】水本 俊也

写真家、船旅や海をテーマに世界100近い国や地域を撮影。南極、ツバル、北極圏などの僻地でも撮影を行っており、

地球温暖化などの環境問題にも写真活動を通じて取り組んでいる。

2013年からは故郷である鳥取の豊かな自然を舞台(背景)に、家族の肖像を撮影する「小鳥の家族」を主催。

2015年からは「鳥取R29フォトキャラバン」講師を務める。近年、作品制作やワークショップ実施の際に

伝統工芸品である因州和紙を使用し、鳥取の文化発信も積極的に行っている。

公益社団法人日本写真家協会(JPS)会員。八頭町出身、横浜市在住。

 

【活動紹介】

「小鳥の家族」では、鳥取砂丘を始めとする各所に県内外の家族を招き、キャンプや施設を利用して鳥取に在泊。

鳥取の大自然を肌に感じて貰うことで、鳥取の素晴らしさを家族で共感してもらう。

思い出として自然体の家族写真をスナップに残し帰鳥するきっかけを与えている。

今回ロースターでは、その「小鳥の家族」の様子も展示。帰鳥した際の拠点としての役割も果たす。