コーヒーが海を渡るまで
コーヒーのづくりは、一本一本、苗木を育てる所から始まります。小さな芽を出した苗に、たっぷりの水と愛情を注ぎます。
コーヒーの木は、直射日光が大の苦手。でも大丈夫。大きなバナナやマカダミアンナッツの木が日陰を作り、照りつける太陽から守ってくれます。
真っ白なコーヒーの花が満開になりました。まるで農園に雪が降ったかのよう。辺りはジャスミンのような甘い香りに包まれています。
赤く小さな実、「コーヒーチェリー」が枝にぎっしり。宝石みたいに輝いています。真っ赤に熟したら収穫のサイン。ひと粒、ひと粒大切に摘み取ります。
水につけて、コーヒーチェリーの中から種を取り出します。これを乾燥させて殻ををむくと、ようやく「生豆」が姿を現します。
生豆の大きさ、形、色などを丁寧にチェック。厳しい基準に合格した理想の生豆だけが、海を渡る事が出来ます。
このようにコーヒーの生豆は、私たちの住んでいる日本に届きます。
日本に届くまでも沢山の人の手がかかっている事が分かりますね。そんな背景を知ってコーヒーを楽しむと、さらに美味しく感じる事が出来ますね!