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コーヒーノキの栽培について

コーヒーノキ苗木
目次

栽培

コーヒーノキ苗木
コーヒーノキ苗木

①土壌・肥料

○アラビカ種の理想的な土壌(栽培地)

土壌・・・弱酸性・表土の深さ・耕しやすさ(やわらかさ)・水はけの良さ・肥沃さ(土地が良く肥えている)
     ※成長に必要な、「炭素」「酸素」「水素」は空気や水から得られるが、
      その他の「窒素」「リン」「カリウム」は土から吸収される。

      窒素・・・葉、枝、収量に影響
      リン・・・根、幹、花芽に影響
      カリウム・・・実に影響

肥料・・・精選処理で取り除いた果肉や外皮を鶏糞などに混ぜた有機肥料を使用することが盛んになっている。

②気温

○最適な年間平均気温
アラビカ種に・・・18度〜22度
カネフォラ種(ロブスタ種)・・・22度〜28度

適度な気温は果実の熟成を促進するが、高すぎると光合成の効率低下につながる。
低すぎると葉や果実などの変色の原因になる。栽培地の高度が100m上がると気温が0.6度低下する。標高差の大きな国や生産地域が南北に長い国では、収穫期の分布が長くなる。また高温多湿になると「さび病」になりやすく、低温だとCBD(コーヒーベリーディティー)という病気になりやすい。

③日照条件

日照量が少ないと生育に影響が出て、多すぎると樹へのダメージや収量の低下の問題につながる。
適度な日照条件を保つために「シェードツリー」を植える。シェードツリーとは、コーヒーノキよりも樹高の高いバナナなどを一緒に植えて直射日光を避けること。

シェードツリーの役割・・・日照量の調整、温度差の緩和、侵食防止、低肥料化、防風などを行い
             樹の寿命を長くしたり、果実の品質を向上させる。(身の均一さ、熟度の均一さ)

④雨量

雨量は過剰になると侵食や日照不足の原因になる。

○必要な年間雨量
 アラビカ種・・・1,400〜2,000m m程度
 カネフォラ種(ロブスタ種)・・・2,000〜2,500m m程度

雨量と同じく必要なことが、年間を通して「いつ降るか」という分布。必要な時期に雨量が少ないと
樹の生育や、収穫量に、収穫期には天日乾燥の場合、生豆への影響を及ぼす。

土壌に必要な湿度は、アラビカ種では60%、カネフォラ種(ロブスタ種)では70〜80%といわれ、
雨量が少ない場合には、灌漑設備で湖から水をひき雨量を調整する。

⑤コーヒーノキの栽培で懸念される病害虫

ベリーボーラー・・・種子を食い荒らす害虫

さび病・・・葉の裏側にできるオレンジ色の斑点。胞子が雨季に感染を広げていく。高温多湿で起こりやすい。

CBD(コーヒーベリーディティー)・・・果実が黒く変色。果実の表面に病斑を作り、果肉除去を困難にする。
                   低温多湿で起こりやすい。

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