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コーヒーインストラクター1級が選んだ、おすすめデカフェ3選

スイスウオータープロセスのコーヒー生豆(ホンジュラス産)

著者:デカフェのすすめ編集者

有機JAS認証オーガニックデカフェ メキシコ産 ビターテイストコーヒー豆

近年益々需要が高まって来ているデカフェ(カフェインレスコーヒー)。なかには、オーガニック認証を取得しているものや無認証のもの、カフェイン処理の違いによるものなど、種類や手法がさまざまで選びことも悩みの一つ。今回は、コーヒーインストラクター1級を取得している当編集者が、今おすすめのデカフェをお伝えします。

目次

コーヒーンストラクター1級が選んだ、デカフェ3選とは

第1位:有機JAS認証 メキシコ・チアパス産 マウンテンウオータープロセス

第2位:有機JAS認証 ホンジュラス ラパス県マルカラ地区産 スイスウオータープロセス

第3位:ブラジル  セラード地域 ドナネネン農園産 スイスウオータープロセス+アナエロビックナチュラル

第1位:                                        有機JAS認証 メキシコ・チアパス産 マウンテンウオータープロセス

品種:ブルボン 標高:800m〜1700m 

価格帯:100g ¥1,000前後〜

最初におすすめしたいコーヒーはこのメキシコ産。なんといっても「有機JAS認証」を取得しているため安心安全だと言えます。中深煎り(シティロースト)あたりでは、香ばしいカラメルのような甘さを感じられ、やや深煎り(フルシティロースト)あたりでは、この豆でないと表現出来ない香りが際立ち、コーヒー通にも楽しませてくれます。

※(日本農林水産省認可の有機JAS認証は、オーガニック食品の普及率の高いアメリカやEU諸国にも同等性が確保される国際的な認証でもあります)

マウンテンウオータープロセスのメキシコ産コーヒー生豆(有機JAS認証)

有機デカフェ製造方法

Descamex社が行うマウンテンウォーター・デカフェ製法は、多くの有機認証を取得しており、化学的な溶媒を一切使用せずに安全にカフェイン除去をおこなう方法です。

メキシコの天然水だけでカフェイン除去の処理を行います。
スイスウォータプロセスと異なるのは、カフェイン除去時に加圧・加熱されることです。
加圧、加熱されることでカフェインが無くなるまで何度も工程を繰り返す必要がなく、豆の風味が失われにくい方法です。

第2位:                                         有機JAS認証 ホンジュラス・ラパス県産 スイスウオータープロセス

品種:ブルボン、カツアイ、レンピラ、 Ihcafe 90、 パライネマ  標高:1400m 

価格帯:100g ¥1,000前後〜

某大手良品店も取り扱うホンジュラス産デカフェ。こちらは香りが高く、トマトを思わせるフルーティー果実感と甘さを味わえます。メキシコ産同様、有機JAS認証を取得しているコーヒーなので安全性は確保されています。メキシコ産のウオータープロセスとは異なるスイスウオータープロセスという方法で、カフェイン除去の処理を行なっています。

※(日本農林水産省認可の有機JAS認証は、オーガニック食品の普及率の高いアメリカやEU諸国にも同等性が確保される国際的な認証でもあります)

スイスウオータープロセスのコーヒー生豆(ホンジュラス産)

有機デカフェ製造方法

カナダに本社を置くスイス・ウォーター社が行っているディカフェ除去方法です。
特徴としては、科学溶剤を一切使わず水だけで処理を行うため、安心安全だということです。

除去の方法とは、コーヒー豆に含まれるカフェインが水に溶け出す特性を活かし、水中に溶けたカフェインを炭素フィルターで除去します。さらにこの工程を10時間以上繰り返し行うことで、カフェインの99.9%以上がカットされる仕組みになっています。

第3位:                                   ブラジル  セラード地域 ドナネネン農園産                         スイスウオータープロセス+アナエロビックナチュラル

品種:ブルボン 標高:1,080m  精製方法:アナエロビックナチュラル

価格帯:100g ¥1,500前後〜

近年急成長を遂げているデカフェ市場でも、アナエロビックという嫌気性発酵製法を行なって風味を引き出したものが出て来ました。アナエロビックは、通常のコーヒーではすでに定番化している製法のスペシャリティコーヒーですが、ついにデカフェ市場でも登場です。

初めて口にした時は、もはや通常のコーヒーを上回るほどの仕上がりだった印象でした。デカフェ処理を行なっている分、価格帯はかなり他のものと比べて割高ではありますが、納得のいくコーヒーではないかと思います。フルーティーな酸味を味わいたいという方にはおすすめです。

まとめ

今回は、当編集者がおすすめするデカフェ3選をお伝えさせていただきました。コーヒーの風味に関してはどのコーヒーもレベルが高く、デカフェ処理はこれからもますます進化していく事でしょう。

そんなデカフェですが、選ぶ基準として「安全性」を選ぶのであればやはり有機JAS認証を取得したコーヒーがおすすめです。

理由としては、栽培→精選→デカフェ処理→トランスポート(輸入、運搬)→検疫→保管→焙煎→出荷といった、 トレーサビリティがしっかりと管理されているからです。これらの各工程では、各規定に沿ってすべての記録が残されています。さらにこの規定により、多品種のコーヒー豆(カフェイン入り)の混入を防ぐ事で、100%デカフェという信頼性が担保されています。

しかし、風味のみを楽しみたい(安全性は意識していない)場合は、さらに選択肢が広がりますので、そのような選び方も面白いと思います。

ひとりひとりに合ったデカフェ選びでコーヒーライフを楽しんでください。

参考文献

編集者おすすめのデカフェコーヒーはこちら TOTORI COFFEE ROASTER

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